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Excès, et Marges.

「余白への書き込み」

大学受験と戦略

 この人についての価値判断はともかく、高校を睡眠の場所としてひたすら受験科目を勉強するというやり方は、大学入学という目標に対する戦略としてまったくもって合理的だと僕は思う。

なぜなら、僕もほぼ同じやり方で大学に入学したからだ。学校の授業には教科書ガイドを持ち込み、当てられたらそれを見て答える。卒業に必要な単位しか履修しない。後の時間は全部英語と世界史だけに注ぎ込む。すべり止めの科目は必要ないからといって古文漢文すらまったく勉強しなかった。

そんな生活を一年ちょっと続けた。そのおかげで志望校には合格できた。

このことから僕は得た教訓は以下の様なものである。

 

  • いかに一流大学と言えど、そのブランド性は多分に、世間が盲目的に信じる「神話」によって成り立っている。戦略と適切な努力さえあれば、僕のようなチンピラでも転がり込むことができる。
  • 一方で、大学入学というのはあくまでスタートラインに過ぎず、今後の人生において自分に何が必要なのかはそれ以前から見据えておく必要がある。高校の勉強は大学入試に資するところがないとしても、それがすなわちその先の目標に資するところがないということではない。

 

僕自身は高校二年生の時点で、最大限のリソースを費やさなければ一流とされる大学への入学は困難であるような学力しか蓄えておけなかったので、上記のような戦略を取る他無かったと述懐しているが、例えばなるべく無駄な努力をしたくないから学校をサボるというのはあまりスマートな選択ではないだろう。なにが無駄なのか、優れた判断能力でもってそれを見極められるのならともかく。