誕生日
誕生日を迎える度に
何を祝うのかが ずっと ナゾだった
見えなくなってしまったものは
二度とかえらないと 知ったとき年を経るごとに後悔と
一日が過ぎていく恐怖を感じたどうにもならない 今日だけど
平坦な道じゃ きっとつまらない
きみと生きてく 明日だから
這い上がるくらいで ちょうどいい
奥井亜紀 ー 「Wind Climbing〜風にあそばれて」より
今日は誕生日だった。
ここ数年、誕生日という節目をものすごくぞんざいに扱っていたし、今年もなんのためらいもなくバイトを入れてしまった。ぞんざいに扱っていたのは自分の誕生日だけではない。他人の誕生日に関しても無関心だった。
でも今日はたくさんメッセージをもらったし、サプライズで誕生日を祝ってもらった。まさかそんなことがあるだなんて予想だにしていなかったから、本当に嬉しかった。
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どうすれば信頼は構築できるのかをしばらく考えていたけど、ここ半年くらいの実体験を振り返ると、それは「他人のためにリソースを惜しまないこと」だったように思える。お祝いだってそうだ。
近頃は試験勉強などで自分の効用を最大化することだけに集中してしまっている。そのために、あまり友人のことを考慮していない気がする。普通は友人関係にかまけてばかりで試験勉強ができないのは本末転倒だと言われるかもしれない。でも僕は、目先のアクティビティにとらわれるあまり、人間関係を失ってしまうことも本末転倒だと思う。
よくよく反省したい。
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昔、ジャンプで連載していた作品の番外編が同人誌で発表されていた。小中学生の頃の僕は夢中になって読んでいたのだが、今日偶然リツイートで回ってきたので、ついDLで買ってしまった。
「他のだれでもない自分」を求めてくれるのは他者なんだけど、その根拠は他者にあるがゆえに、「私」に把捉できるものではない。だからこそ人は不安になるのだろうけど、じゃあそうした理解が究極的に不可能である関係の中で「信頼」は一体どこからくるのか。それはきっと、「一緒に歩んでいるという状況」そのものから来るのだろうと思う。そしてその「一緒に歩む」というのは別に物理的な近接性ではない。
週刊連載から離れていた所為か、表現には若干違和感があったが、書きたい事の本質は変わっていないように思えた。もし本編を知っている人がいれば薦めたい。
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冒頭に引用したのはかつて魔法陣グルグルのテーマソングだった曲だが、コメディタッチのアニメにおいて、これほどまでに内省的な歌詞のテーマソングが存在しただろうか。
なんだかこの時代は、ものすごい名曲をダサい編曲で無理やりアニソンにする手法が流行っていたような気がする。
上の曲も、真面目に歌えばこんなに深刻で美しい響きを持つようになる。