以前、友人と「美容整形は許容されるか」という議論を行ったことがある。例えば、美容整形をした事実を隠匿して結婚することは道義上許されるか、逆に配偶者の美容整形を理由に婚約を解消することは許されるか、といった議論である。 仮に美容整形を「審美的…
先日、口癖や表現についてエントリを書いた。偉そうなことを書いておいてなんだが、僕は口癖が多いし、人の口癖にものすごく影響を受けやすい。話し方は最近、オードリーの若林に似てきたように思うし、笑い方は現在渡仏中の先輩に似ているなと思う。 話は変…
小説形態素解析CGIというものがある。文章を貼り付けると文体を解析してくれるツールで、今回はこのブログのエントリから無作為に文章を貼り付けて分析にかけた。このブログは小説ではなく随筆なので、親和性のない項目もあるが、どのような文体でものを書い…
小中学生レベルの問題を芸能人にやらせて、その出来なさを嗤うクイズ番組は沢山ある。優勝劣敗、試験の点数の出来で人間性までをも否定するような態度は日本の教育制度が生んだ悪しき慣習だと僕は思っている。もちろん、日本社会で生きる以上、兼ね備えてい…
「人文学は役に立つか」という問いがにわかに紛糾している。若手の研究者や院生がツイッターで議論しているが、まずは問いを明確にしないことには議論も平行線をたどると思う(ツイッターでの議論において一番問題となるのはこうした前提の整理だと僕は考え…
ダイエットを志したのが昨年の8月あたりだったか、ようやく10kg減を達成した。なかなか感慨深い。 減り方としては以下のとおり。 ①8〜10月:とにかく空腹に慣れる。外食はサブウェイ。カロリーの基礎を知る。 ここまでで3kgくらい減る。とりあえず…
最近ゼミなどで学生の発表を聞くことが多い。そのなかで気になる日本語の表現がいくつかある。学部生のころと違って、もう僕も良い年なのでこういうことをとやかく言うとジェネレーションの問題で片付けられてしまいそうで嫌ではあるが、自戒の意味も込めて…
精神的にいよいよ余裕がない。こういうときは意見を表明することが重荷になる。 とりあえず、何年も昔に書いた現代アートについての考察を再掲してお茶を濁すことにする。いま見てみるとまあ何を偉そうにと思わされるが、基本的にサブカル的な「現代アート」…
今も昔も変わらず、僕は理性からの逃避を嫌悪している。 僕はかなりナイーヴに知性の力を信用している方だと思う。それは多分、理詰めで考えるより効用をもたらす能力を僕がまるで持っていないことによるのだろう。つまり生まれつき記憶力が良かったり、要領…
気が付くと6日もエントリを更新していなかった。特に理由はないが、あまり余裕は無かったように思う。 近頃は雑多に知識を摂取すべく、新書ばかり読んでいる。ああいうたぐいの本は理解をさせることこそが至上目的なので、ひたすらわかりやすく解説されてい…
一ヶ月ほど前から塾講師のアルバイトを行っている。集団指導で大体10〜20人相手に講義をしている。なかなか人前でダレずに話をするのは難しく、聞いている方が理解できているかどうかに気を配れずにいるのが当面の課題となっているのだが、先日の授業で…
親父がまた太った。 元々固太りだったのだが、膝やらあちこちの調子が悪くなったのでここ1年位減量に励んでいた。毎日何キロも走り、食事も制限していた(自己申告なのでどこまでしっかりやったかはわからないが)。この数ヶ月でようやく結果が出始めたわけ…
人によってGWの日程は違う。多くの人にとって今年のGWは2日〜6日を指すだろうか。そうすると明日がGW最終日ということになる。 僕は木曜日金曜日に授業を履修していないので、先週の水曜日から今週の日曜日までがGWということになる。授業のないまたとない…
フランスのサッカー熱は相当のもので、僕も短期留学中にサッカーを観戦する機会があったが、サポーターの熱気やヤジは凄まじかった(僕が行ったのはリヨンだが、現地人いわく「リヨンのサポーターはおとなしい」らしい)。 これは先日フランス人の先生から聞…
僕が幼少期に両親から受け取った音楽的選好はサザンとユーミンに尽きる。 TUBEが太陽の季節を象徴し、広瀬香美がゲレンデの女王であるように、どうやら世間では、サザンは夏、ユーミンは冬という対立軸も存在するようだ。 言われてみれば「ロッヂで待つクリ…
慶応大学を卒業した「ビリギャル」、結婚後の物語 主人公の小林さやかさん、恩師の坪田信貴さんと対談 この人についての価値判断はともかく、高校を睡眠の場所としてひたすら受験科目を勉強するというやり方は、大学入学という目標に対する戦略としてまった…
ちいさな哲学者たち [DVD] 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント 発売日: 2012/02/24 メディア: DVD クリック: 20回 この商品を含むブログ (15件) を見る 今から三年ほど前だろうか、このような映画を観た。フランスの幼児教育における哲学…
とりあえず週二回のトレーニングジムは継続している。 メニューとしては50分間のエアロバイクと、レッグプレス、ラットプルダウン、チェストプレスを中心に、腹筋背筋を適宜補って鍛える感じだ。残念ながらバーベルがないのでデッドリフトができない。 エ…
フロイト『快感原則の彼岸』を読んだ。 とかくフロイトは誤解されやすい思想家だ。例えばリビドーで人間の心理をすべて語ろうとしているとか。僕も割りとそんなイメージを持っていたし、そもそも精神分析にはあまり興味が無いので敬遠していた。 だが、この…
<a href="http://exces.hatenadiary.jp/entry/2015/04/16/235318" data-mce-href="http://exces.hatenadiary.jp/entry/2015/04/16/235318">「哲学的な」議論とはなにか - Excès, et Marges. </a> 先日、自然科学の進歩主義を交えた上のようなエ…
僕は人文系の大学院生(修士課程)として、現代思想を専攻し、研究する身分である。それなのに、ブログでもツイッターでも現代思想、特に修論で扱う範囲について全くと言ってよいほど触れない。何故か。「研究している」という状況が非常にプレッシャーのか…
これはパイプではない作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,豊崎光一,清水正出版社/メーカー: 哲学書房発売日: 1986/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (13件) を見る ■序*1 本書は20世紀を代表する現代哲学者であるミ…
誕生日を迎える度に何を祝うのかが ずっと ナゾだった見えなくなってしまったものは二度とかえらないと 知ったとき 年を経るごとに後悔と一日が過ぎていく恐怖を感じた どうにもならない 今日だけど平坦な道じゃ きっとつまらないきみと生きてく 明日だから…
ヴァーチャル・リアリティが発達した現在、僕らの日常生活において身体的接触を伴わないコミュニケーションに触れずにいるのはもはやありえないと言っても過言ではない。2010年以降、その流れはますます顕著になっている。iphoneは貧困層にも広まり、ソーシ…
1日書き忘れたから今日は書かないとな、と思っていたら2日目だった。時間間隔がおかしい。長雨のせいであまり調子が良くない。 --------- 大学は目下履修シーズンなので、講義に関するいろいろな噂が飛び交う。単位のとりやすさという瑣末な事柄に囚われずに…
グローバルエリートという言葉をツイッター上でしょっちゅう見る。 そもそも「グローバルエリート」なんてフレーズ、自分で言っていて恥ずかしくならないのか疑問に思うが、もし字面通りに「グローバルなエリート」を指すべくこの言葉を用いているのであれば…
家ではiMacを使い、出先ではMacbook airを使っているが、YOSEMITEにOSをアップデートしたところ、画面の一部にマウスポインタの操作がまったく反応しない箇所ができるようになった。つまり、クリックもスクロールもできない。特定のアプリケーションの画面で…
毎日ブログは書くようにしていたのだが、ゴタゴタしているうちについにサボってしまった。それも2日も。 言い訳になるが、ノートパソコンのアダプタを忘れてしまい、学校でブログが書けなかったことも大きい(基本的にこのブログは勉強中に思いついたことを…
近頃曇天続きだ。天気予報を見るに霖雨の模様で、バイク通学の僕は憂鬱になる。 ----------- そこから連想して、というわけではないが、個人的にとても好きな曲を。大江千里はあまり聞かないが、槇原敬之をはじめとして音楽家のフォロワーが多い印象がある。…
髪をバッサリと切ったら「痩せたね」と言われた。実際の体重と体脂肪率はさして変わっていないので、印象って大きいなと感じた。 筋トレはここ三週間ぐらい継続している。おそらく授業が始まっても生活サイクルになんとか組み込めそうなのでこの調子で取り組…